陶器市は日本だけでなく、世界のさまざまな場所で開催され注目されていますよね。
今回は、西日本の陶磁器がメインの催し物である「西日本陶磁器フェスタ」に行ってきました!
実は、陶磁器フェスタというイベント名だけあって、充実しているのは陶磁器だけじゃないんです!
日本全国の陶磁器の販売はもちろん、陶磁器以外のブースも見どころ満載です。
実際行ってみると新しい発見がいっぱいの、
2019年「西日本陶磁器フェスタ」のおすすめポイントや、楽しめる情報をご紹介します。
前情報だけでこんなにスゴかった!西日本陶磁器フェスタのイベント概要
そもそも、西日本陶磁器フェスタってどんなイベントなの?
どこで開催されてるの?と気になりますよね。
陶器市や陶磁器イベントの中でも、2019年の開催で41回目の開催になります。
西日本陶磁器フェスタって、実は、とても歴史のある陶磁器イベントなのです。
さて、西日本陶磁器フェスタは、
●陶磁器即売
●職人工芸
●テーブルウェア関連
というように、3つのカテゴリに分かれています。
西日本の産地を中心とした全国の陶磁器を買うだけでなく、曲げわっぱや家具などの工芸品や、お箸やお茶の道具、食べ物も見たり買ったりすることができます。
公式の発表では、5万点を超える作品に出会うことができるイベントが、西日本陶磁器フェスタなのです♡
フェスタとはイタリア語で、お祭りの意味です。
日本では割となじみのある言葉ですが、陶磁器フェスタって一体どんなお祭りなの?というところで、さあ、いよいよ現場へ向かいましょう!
いろんな陶磁器が目白押し!西日本陶磁器フェスタのブースを実際に回ってみた
第41回目の開催となる今年の西日本陶磁器フェスタは、2019年9月19日(木)から9月23日(月・祝)の5日間の開催でした。
私は初日の19日の15時頃に行ってきました!
会場は福岡県北九州市にある西日本総合展示場です。
小倉駅から非常に近い立地で、屋内で開催されるので、天候を気にせず楽しめます。
会場入り口で手渡されたパンフレットには、
「ときめく きらめく うつわとの であい」
というキャッチコピーが!とても素敵ですよね。
会場に入ると、会場の広さと天井の高さに圧倒されます。
膨大な数のブース数があるので、かなり見応えがありました。
初日は17時半までの開催でしたが、実際全てを見て回りきることはできませんでした!
というのは、窯元さんによっては実際にブースに作り手さんがいるので、タイミングがよければお話を聞くこともができるんです!
陶器市の醍醐味とも言えますよね。
私も何人かの作り手さんとお話しさせていただきましたが、作品への思いや工程、イベントのことを教えてくださったり、親切でお話好きな方が多い印象でした。
名刺やショップカードあったり、SNS運営されている窯元さんも多いので、気になる新作や新しい発見があるかもしれませんよ。
西日本陶磁器フェスタに実際に行ってきたよ!特に記憶に残った陶磁器のブースをご紹介
西日本陶磁器フェスタは、陶磁器がメインのイベントだけあって、陶磁器だけでもかなりのブース数と作品数がありました。
その中でも、特にここはインパクトがあった!という3つのブースをご紹介します。
工房まんざん窯(滋賀県)
①遊びながら季節とお花を愛でる。工房まんざん窯(滋賀県)
ここのブースで一押しだったのが正方形の花器です。
作り手であるご主人が、子供の頃に遊んだ積み木をヒントにして作ったとおっしゃっていました。
置く方向を変えたり、積んだりすることができ、使い方は無限です。
お花は飾らず、置くだけでもインテリアとして様になる、落ち着きのある渋めの花器です。
年齢性別問わず遊べるので、お子さんといっしょにお花を楽しむこともできますよ。
お客様をお迎えするためのおもてなしにもぴったり!
上野焼守窯(福岡県)
②細かい造形が最高にアーティスティック!上野焼守窯(福岡県)
西日本陶磁器フェスタでは、伝統的な器や高価な壺ももちろんありますが、それだけじゃないのです!
実用的かどうかはちょっと置いておいて、アートを感じる現代的な作品もたくさんあります。
うさぎ、猫といった可愛い動物代表格はもちろんですが、チベットスナギツネやカモノハシといったマニアックな生き物をリアルに再現した作り手さんがいます。
ここのブースの作り手さんは実は可愛らしい女性で、目の付けどころが秀逸なんです。
珍しい動物がコップになっていたり、鉢植えになっていたり、うろこの1つ1つや毛並みを見事に表現していて、つい見入ってしまいました。
男性やお子さんも気に入ること間違いなしです。
陶房亀岡 亀岡靖弘(長崎県)
③2018年のコーヒーカップとケーキ展優勝!陶房亀岡 亀岡靖弘(長崎県)
西日本陶磁器フェスタは、陶磁器だけでなく、みんなが楽しめる催しもたくさん開催されています。
その中でも毎年開催されているのが、コーヒーカップとケーキ皿展です。
コーヒーとケーキを楽しむための器のコンテストなんて、わくわくしませんか?
入場の時に受け取ったパンフレットには、このコンテストのアンケート用紙も挟んでありました。
そのアンケート用紙に気に入ったコーヒーカップとケーキ展の作品を書くわけです。
私が気になった陶磁器ブースで最後にご紹介するのは、2018年に人気コンテストで見事1位を受賞した作り手さんです。
伝統的な細かい波模様と、美しい配色には思わずため息がもれてしまいます。
薄いピンクとブルーの組み合わせは、好きな女性は多いのではないでしょうか?
こちらのブースでは新作のカップも販売されていましたが、上品なゴールドとシルバーの器でした。
贈答用にもぴったりのカップで、作り手さんの丁寧な仕事ぶりや愛情を感じられ、味わうことのできるお品です。
私の目線でお伝えしましたが、陶磁器だけでもこんなに充実しています。
西日本陶磁器フェスタは間違いなく、ときめくうつわと出会えるフェスタでした!
でも、陶磁器以外のブースも正直気になりますよね。
次項では、西日本陶磁器フェスタの、陶磁器以外のおすすめポイントをお教えします。
陶磁器以外もすごかった!みんなが楽しめる西日本陶磁器フェスタの魅力
西日本陶磁器フェスタは、「フェスタ」という名前の通り、器のお祭りです。
実は、陶磁器以外にも、さまざまなブースやイベントが会場内で同時開催されています。
例えば、そば打ち体験、小皿に絵付けできるコーナーなど、器に関係するイベントが毎日行われているんです。
2019年の西日本陶磁器フェスタは5日間の開催でしたが、日替わりや時間限定で何かしらのイベントが行われていたので、スケジュールをチェックしておくことをおすすめします。
毎年大人気のロールケーキフェスも、今年も開催されていました。
私が行ったのは初日で平日でしたが、会場入りした段階で完売でした!
このロールケーキフェスは同ホール内で開催されていて、日替わりで人気のロールケーキとドリンクが楽しめます。
ロールケーキ1カットと1ドリンクが500円で楽しむことができ、各店舗100セット限定なので、これは非常に狭き門ですよね。
西日本を中心としたパティスリーのロールケーキや、今が旬の話題のロールケーキが楽しめるだけあって、毎年すぐに完売するそうです…。
来年はぜひリベンジしたいと思います!
そのほかにも、西日本を中心とした特産品を売っているフードブースやお酒の販売ブース、屋台とフードコートもありました。
屋内にいながらも、お祭り感が楽しめるなんて素晴らしいですよね。
私が行った初日は平日でしたが、特にフード関係のブースは活気があって人で溢れていました。
試食もできたり、器以外の部分の楽しめちゃいます。
西日本陶磁器フェスタに行ってきました!まとめ
いかがでしたか?
会場である西日本展示場は、足元もフラットなので車椅子、ベビーカーも安心して楽しめます。
2019年は9月半ばの開催で、まだ外は半袖で過ごせるくらい暑かったです。
でも、室内開催なので空調もきいていて快適でした♡
陶磁器イベントというと、器の販売をしていたり飲食店関係者の人が行くものじゃないの?と思っている方もいるかもしれません。
しかし、ドールハウスくらいミニチュアの器やギャグセンス抜群のパロディ陶器、
和紙を貼り付けた新しい技法の器など、ここでは書ききれないくらい楽しく新しい発見がありました!
西日本陶磁器フェスタは、間違いなく大人も子供もみんなが楽しめるお祭りでした。
カップルやご家族にもおすすめです。
それでは。
陶器市まとめ










